お役立ちコラム

特別養護老人ホームは、寝たきりなどの重度の状態の要介護者が入居する施設です。常時介護サービスに対応しており、なおかつ入居一時金が不要で利用料も安いため、一度入所した方が「終の棲家」として生涯を過ごすことの多い施設です。 そこで今回は、そんな特別養護老人ホームの概要と、提供される介護サービス、特別養護老人ホームで生活するためにかかる費用の具体例と設備についてご紹介します。

 

■特別養護老人ホームの概要

特別養護老人ホームは地方公共団体などの公的機関によって運営されており、数ある介護施設の中で最も棟数、利用者数、定員数が多く、日本全国に建てられています。旧名称である「特別養護老人ホーム」(略称:特養)で知られていますが、「介護老人福祉施設」が現在の正式名称です。

特別養護老人ホームへの入居条件は、原則として「65歳以上でレベル3以上の要介護認定を受けた高齢者」のみに限定されています。さらに、入居するためには自治体に入居申請を行う必要があります。その後審査を経て、「必要性の高い人」から順に入居する仕組みです。

 

■看護及び介護サービス

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基本的に特別養護老人ホームでは、入居者100人に対して看護師が3名対応します。介護サービスに関しては、食事・入浴などの介助や、リハビリなどが行われています。

 

■特別養護老人ホームにかかる費用と設備

特別養護老人ホームに入居する際に、入居一時金を支払う必要はありません。月額利用料は世帯収入や、入居する居室タイプで値段が変わります。4種類の居室タイプがあり、それぞれについて以下でご紹介します。

 

①多床室

一般的に、1部屋を4人で共有します。月額利用料は、平均約25,000円です。

 

②ユニット型個室

1人につき、個室が割り当てられるタイプです。10人前後のグループで共同生活を送る「ユニットケア」と呼ばれる制度を採用しており、入居者10人でキッチンや浴室・トイレなどを共有します。一般的に、1ユニットにつき1人の専任介護スタッフがつきます。この居室タイプの利点は常に同じ仲間と共同生活を送るため、仲間意識が強くなり孤独感を感じることが少ない老後暮らしを送ることができる点です。月額利用料は平均約60,000円です。

 

③ユニット型準個室

ユニット型個室と同じく、10人で共同生活を送るタイプです。多床室の1人分のスペースを個室として改装しており、月額利用料は平均約50,000円です。

 

④従来型個室

1人につき、1部屋が割り当てられます。ユニット型と違い、10人と共同生活を送ることや専任スタッフがつくことは基本的にありません。月額利用料は、平均約35,000円です。

 

居室タイプにかかわらず、基本的に特別養護老人ホームは共同生活を送る施設であるため、浴室やキッチンも共同となります。

 

現在では、高齢者のプライバシー保護や一人ひとりの生活を尊重するため、ユニット型タイプが増加傾向を見せています。

 

 

特別養護老人ホームでの生活は、入居一時金を支払う必要がなく、月額利用料も有料老人ホームと比べると低額です。入居者は安い費用で、介護サービス付きの老後暮らしを送ることができます。

少子高齢化社会の現在、老後暮らしのための施設として特別養護老人ホームの需要はますます増していくと考えられています。

あなぶきメディカルケア株式会社
取締役 小夫 直孝

2011年 4月 入社 事業推進部 配属 
2012年 4月 第2エリアマネージャー(中国・九州)
2012年11月 事業推進部 次長
2015年 4月 リビング事業部 部長 兼 事業推進部 部長
2017年 10月 執行役員 兼 事業推進部 部長 兼 リビング事業部 部長
2018年 10月 取締役 兼 事業本 部長 兼 事業推進部 部長