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高齢者の一人暮らしでは「生きがい」の低下に要注意!どうやって生きがいを見つけたらいい?
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仕事が人生の生きがいであり喜びであったという方の場合、定年になり退職してしまうと生活に張り合いがなくなったと感じることが多くあります。特に一人暮らしの高齢者は、「生きがい」の低下を感じやすいといわれています。そこで今回は、一人暮らしの高齢者がどんなときに生きがいを感じるのか、また生きがいのある生活をおくるためにはどうすればいいのかについてご紹介します。
■8割近くの高齢者が生きがいを感じている
内閣府の『高齢者の地域社会への参加に関する意識調査』によると、生きがいを感じているという方は60代~70代で8割、80歳以上の方でも7割以上いると報告されています。では、高齢者はどういったときに生きがいを感じているのでしょうか?
前述の報告書の中には「どういったときに生きがいを感じるのか」という設問もあります。健康状態がよい高齢者については趣味やスポーツに熱中しているとき(52%)と回答した方が一番多く、次いで孫など家族とのだんらんのとき(48%)、友人や知人との食事や雑談をしているとき(47%)となっています。しかし健康状態が良くない高齢者の場合は、テレビを見たりラジオを聞いたりしているとき(48.9%)が最も高く、次いで孫など家族との団らんのとき(45.8%)となっています。
このように、どういったときに生きがいを感じるのかというのは人それぞれではあるものの、健康状態や家族・友人との良好な関係が大きく関わっているということが分かります。
■高齢者の一人暮らしでは?
同じく内閣府の調査では、60歳以上の高齢者の約9割が、毎日電話やメールなども含めてコミュニケーションを取っているという結果が出ています。しかし、一人暮らしの高齢者の場合は男性の41%、女性の27%が2~3日に1回と答えていて、コミュニケーションが少なくなっていることがわかります。近所付き合いに関しても、ほとんどないという人は高齢者全体の5%程度ですが、一人暮らしの男性では17%と社会的にも孤立気味であることがわかります。
こうしたさまざまなつながりの希薄化は、生きがいの低下や生活に不安を感じることの原因となります。そのため、一人暮らしの高齢者は生きがいを失わないよう注意する必要があるのです。
■一人暮らしの高齢者が生きがいを見つける方法

一人暮らしをしている高齢者だとしても、毎日の生活にハリを出すために必要な「生きがい」を見つけることはできます。ある程度健康な方であれば、「新しいことに挑戦してみる」「高齢者向けの仕事に登録してみる」などが考えられます。
・新しいことに挑戦してみる
趣味やスポーツ、勉強など何でもいいので、興味があることに挑戦しましょう。陶芸や園芸、書道、料理、編み物など好きなことを本格的に学ぶ、ゲートボールなどのスポーツを始めるといったことが考えられます。また、市が開催している講座や講演会などに参加してみることもおすすめです。
・高齢者向けの仕事に登録してみる
市町村が運営しているシルバー人材センターのようなところに登録するのも、生きがいを見つけるよい方法のひとつです。自分の経験や技術を活かした仕事をしてお客さまに喜んでもらえると、満足感を得ることができます。同時に報酬を受けることができ、また身体を動かすので健康を維持するのにも役立ちます。
趣味やスポーツに挑戦したり、高齢者向けの仕事に登録したりすると、人と人との繋がりがうまれます。趣味仲間や仕事仲間と雑談したり、食事をしたりする機会が増えてくると、生きがいを感じる機会も増えてきます。
■老人ホームに入所することで生きがいのある生活が送れることも
老人ホームでは、入居者が毎日楽しく過ごせるようにさまざまなレクリエーションが行われています。カラオケやフラワーアレンジメント教室など室内で行うもののほか、介護スタッフの付き添いで日帰りの旅行やスポーツ観戦に行くことができる施設もあります。
いろんな経験を持つ人と話すことができたり、若い人と触れ合うことができたり、ひとりではできなかったことに新たに挑戦することができたりと、老人ホームに入るメリットは多くあります。
一人暮らしをしている高齢者で、今の生活のなかで生きがいを見つけることができないと感じている方は、老人ホームに入所することを考えてみてはいかがでしょうか。




