先日の出来事です。(長文です)
体も思うように動かないし、膝も痛い。気分もしんどい。
「今日はデイサービスですよ」と声掛けするも
「うーん、今日はやめときます、なんとなくしんどい」
と言われたある利用者様
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体も思うように動かないし、膝も痛い。気分もしんどい。
私はまだまだ人生未熟者で、心から同調することはできないですが、
おそらく高齢の方、ほとんど皆さま同じお気持ちではないでしょうか?
私たちもどうしてもしんどい時に無理やり「 行ってきてください!!」
なんてことはありません。
ただ、声掛け一つで「そうやね、頑張ろうか!」と言っていただけたら
介護職として「 よし!!」と思えるということもよくあります。
全て利用者様の言いなりではないです。
私たちはお手伝いさんではないので、あくまでも
「自立支援(できることはご自分でしていただく)」を促すのが仕事です。
普段から生活を見守りさせていただいている私たちだからこそ
利用者様お一人お一人に合わせたお声掛けをすることで
やる気になっていただいたり、
笑顔が増えたり、会話が増えたり、食事量が増えたりすること、
また、家族様から「ここに来てよかった、皆さんが見てくれるから、安心してます」と言っていただくこと、それこそが
介護職のやりがいなのではないかなと
先日改めて思いました。
先ほどの利用者様ご夫妻は、本当に素敵な関係で、いつもお互いを大切に、70年間仲良く喧嘩もせず、ご高齢になられ、昨年お二人で入居されました。
ご主人様は、入浴の直後だろうが、多少しんどい時でも
「体操行きますか?」の声掛けに必ず「いきます」と車いすで参加していただいていました。何とかもう一度歩きたい、元気に体を動かさないと!
という一心だったと思います。
とても厳格な方でしたが、食事はいつも完食、水分もたくさん摂られ、日々努力されていました。
たまにキュートな笑顔を見せてくださると、私たちスタッフは大喜び!
事務所でその笑顔の写真をみんなで共有しました。
スタッフ全員、看護も介護も、チーム一丸となり懸命に介助させていただきました。
そんなご主人様の思い出話を、奥様とよくします。
二人で自然と涙が出てくるのですが、辛いというより、
【懐かしいですね】という気持ちです。
奥様は「主人が背中を押してくれているはずだよね」と笑顔になっていただけます。
そして、デイを拒否された日は、大雨の翌日で晴天。
「きっとご主人様がお天気にしてくれたんですよ、
頑張っていってこい!と言っておられるんじゃないですか~?(笑)」
なんて声掛けすると・・・
「そうやね~頑張らないとね、主人も見てくれてるもんね!」と
一気に表情にエネルギーがみなぎり、
お写真に向かって「行ってきまーす」とデイサービスに向かわれました。
夕方、「今日も頑張ってきましたよ!」と笑顔で戻られました。
ご主人様の全力で頑張っておられた姿、今も思い出します。
そしてそれは、奥様のパワーになっています。
辛いから封印する、ではなく、一緒に思い出を話し、また今日も頑張りましょうか!と職員である私も一緒に、エネルギーが湧いてきました。

いつかお別れする時は来ますが、思い出は消えません。
懸命に生きられた姿は、誰かのパワーになる。
また私もいつか、人生を全うしたら、そのご主人様に会いたいなあ!!と思います。
介護職のやりがいって、なんだろう、と悩んでいたのですが
奥様と二人で涙を流しながらも笑顔になっていただけた瞬間に、
長文お読みいただきありがとうございます。
私自身が救われた気持ちになりました。
(写真、虹がうっすらみえますか?)



