昨今、看取りという事が取りただされてきていますが、アルファリビング倉敷駅前通りでも看取りをさせて頂くことがありました。
そのなかで心に今でも残っているある入居者様をお看取りした際のとのやり取りがあります。
その日一日その方(A様)に関わらせて頂いたのですが、午前の状態観察のためお部屋に伺ったときの事、癌性疼痛の対処のため痛み止めを使用していて、朦朧とした状態だったにも関わらず、そばに行き声を掛けると、手を差し出してきて僕をぎゅっと抱き締めてくださいました。
そして「施設長さんはほんとに立派になられた。日に日に立派になられているのが私にはわかる。よく頑張ってますね。」とはっきりとした口調で言ってくださいました。
普段からよく話をしてくださっていたのですが、痛み止めを使用してからは世間話をすることも少なくなっていて、あんなにはっきりと話されたのは久しぶりでした。
A様はその日の夕方にご家族様の見守る中、息を引き取られました。
最後のお見送りをするときに、私はその日の朝の事を思い出して、勝手な想像ながらA様が自分の人生の時間がなくなってきていることを感じられて、最後に私に声を掛けてくださったんだなぁと感じてなりませんでした。
ご自身がしんどい中、最後まで声を掛けてくださったり、ぎゅっと抱き締めてくださったりと本当にやさしいA様でした。
そしてあの日の事はその言葉と共に、今でも私の胸の中にずっと残っていて支えてくださっています。
それともうひとつ、アルファリビング倉敷駅前通りでは初めて看取りを行ったのですが、スタッフ全員本当に不安と葛藤とにとらわれながらもほんとによくA様を最後までお世話してくれたと思っています。
その中でA様がおなくなりなられたとき、休みだった職員も含めてほとんどの職員が最後のお見送りに集まって来てくれた事もとても支えになっています。



