この写真はALI倉敷駅前通りにご入居されている方が撮った写真です。
その方は重い病気を患っておられ、先行きが思わしくない状況におかれています。
先日その方とゆっくりお話する機会があり、そのときに私が持っていたカメラで撮られた物です。
その方はカメラが趣味で、写真を撮りにあちこちに行かれていたと話してくださいました。その会話の中で、「もうカメラで写真を撮る事は出来んなぁ・・」と話されていたので本格的なカメラではないですし、ご本人さまが持っておられた物とは全く比べ物にならないほどのカメラでしたが、「これでも良かったら撮ってみますか?」と手渡すと、「わしの持っているものと比べるとおもちゃのようなカメラじゃなぁ」と言いつつも施設のテラスにある花と植木を撮っておられました。構図や、距離を確認しながら撮っておられる姿はやはりカメラを趣味と言われていただけあるなぁと感じました。施設での看取りを以前させていただいた事がありますが、この方にも何かお手伝いが出来ることがあればな・・と。写真を撮り終えたあと、「今カメラを持って出かけたい場所は?」とたずねると「富士山を撮りに行きたいなぁ」とのことでした。病状的にその願いをかなえて上げたいと思いましたが、お身体の状態がその願いをかなえる事が出来る状態でないのもあり、とても切ない思いに駆られましたが、他に何か出来る事はないかと考えています。




