スタッフブログ

看取り看護③

訪問看護事業所の投稿です

 

入居後しばらくしてから訪問看護を契約されたN様。
入居当初から、サービスに関してもご自身のこだわりや希望が強い方でした。
ただ、ご家族と話すときやご家族の話題を話すときには、とても素敵な笑顔で反応され、時には寂しがり屋の一面を見せることもある方でした。

 

毎日、朝から夕方まで面会に来られる娘様達もおり、「大好きで尊敬している自慢のお父さん」と呼ばれていたN様。私たち職員から見てもご家族の絆をとても強く感じられました

 

月日が流れ、徐々に食事も摂れなくなり、点滴のみで保っている状態になったN様。
最期の時、N様のベッドの周りにはご家族が揃って見守っていました。
「ご家族皆様に見守られ、寂しいことなく旅立たれたと思います」とお伝えする私自身、涙がこみあげてくるのをこらえることがやっとのことでした。すぐに主治医との連携を図り、ご家族とN様の最後の時間を大切にしたエンゼルケアができるように取り掛かるのでした。


入所施設を出発される際、ご家族から「皆さんのおかげで安心して見送れました。ありがとうございました」というお言葉をいただいた時。私たちの行ってきた事・関わりは無駄ではなかった。やってきて良かったと実感するのでした。

 

これを執筆している私は、看取りに立ち会った際、
〈どんな方でも、どんなことがあっても、もっといい言葉かけが出来たのではないか、もっと寄り添ったケアが出来たのではないか〉
ということを考えてしまいます。

 

何が正解で何が間違っていたのか、正解のないものを手探りで探すこともあるこの世界。ご本人・ご家族、各医療機関と連携を取りつつ、最善の案を提供できるように工夫していかなければならないと現場スタッフとして実感しています。


私たちあなぶきケアサービス訪問看護事業所は、これからもご本人やご家族はもちろんのこと、ケアマネージャーさんや各種医療機関と強い連携を図り、今後もより一層サービスの質の向上を目指していくことをお約束します。

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