お役立ちコラム

終活において、自分の希望する葬儀の形式を伝えておくことは一般的によく行われています。それよりもさらに踏み込んだ終活が、生前予約です。生前予約では、自分の葬儀を自分自身でプロデュースすることができます。この記事では、生前予約の概要やそのメリット、行う際の注意点などについてご紹介します。

 

■生前予約とは

ある程度の年齢を重ねると、親戚や友人の葬儀に参加する機会が増えてきます。葬儀に参列しながら「こういう暖かい葬式がいいな」「こういう送り出し方は嫌だ」と、自身の葬儀について希望や理想が出てくることも珍しくありません。近年は終活という言葉が浸透してきていることから、以前に比べて自身の葬儀について考える方が増えています。

 

「自分の葬儀は自分で決めたい」「他人任せにはしたくない」という方におすすめなのが、葬儀の生前予約です。生前予約は文字通り、事前に葬儀内容を決めて葬儀社に申し込みしておくというもの。自分の希望した葬儀ができるように、葬儀の内容や費用について葬儀会社と相談をしておけば、もしものことがいつ起こっても安心です。

 

■生前予約のメリット

 

・費用が抑えられる
生前葬では、事前に故人が契約することで価格を値引いてくれるケースが多くあります。適切な表現ではないかもしれませんが、事前予約での割引のような意味合いととらえるとよいでしょう。夜間や葬儀まで日数がない場合などでも、葬儀社のスタッフが慌てずに準備することができるので、価格面がおさえられています。

故人が亡くなった後には、残された家族には葬儀以外にもさまざまな手続きや費用が発生します。例えば病気で入院していた場合では病院の清算、施設へ入所していた場合では荷物の引越しなどがあげられます。残された家族のために、葬儀にかかる準備や費用の負担を少しでも抑えたいのであれば、生前予約を検討して備えておくと安心です。

 

・故人の希望に添える
故人の希望に添った葬儀を行えるかは、葬儀を考えるうえで重要なポイントです。現在の日本では一般的に仏式の葬儀が行われますが、故人が宗教に興味がなければ宗教に則らない葬儀を希望しているかもしれません。また、故人の趣味や特技、職業を交えた葬儀を行いたいと考えても、どのような葬儀にすれば故人が喜ぶかは本人にしかわかりません。終活の一環として葬儀の内容を生前に決めておくことで、自分の希望する葬儀内容を家族に伝えることができます。

 

■生前予約の注意点

・縁起が悪いと思われる
人はいつか亡くなるとわかってはいても、生前に葬儀のことを決めておくのは縁起が悪いと思う人はいます。故人が亡くなった直後は家族はショックを受けていることが多く、そのような中で葬儀会社との打ち合わせなどをさせたくないという故人の心遣いであれば、家族もその意志を尊重してあげるのがよいでしょう。

 

・家族が生前予約の内容を知らないとトラブルの原因になる
たとえ故人の希望であるとはいえ、その内容を家族がまったく把握していない状態であると、いざ葬儀をとり行うとなった際にトラブルになることがあります。生前契約をするときは、家族の人も一緒に打ち合わせをすることをおすすめします。

 

・契約書をしっかりと確認しておく
生前予約は近年利用者が増えてきていますが、法的な整備や社会的なシステムがまだ不完全だといえます。そのため、生前予約を行う際にはしっかりと契約書を確認し、不備や認識の齟齬がないかを確認する必要があります。特に支払う費用の内訳や、更新に関する規約についてはよく確認しておくべきです。

 

 

高齢化社会になり、終活はこれからも注目されることでしょう。その中で葬儀の生前予約ができるのは、家族にとっても故人にとってもメリットが多くあります。ただし、一人で勝手に決めてしまうと後々トラブルにもなりかねません。家族とも十分に話し合いをしてよい葬儀を行いましょう。

あなぶきメディカルケア株式会社
取締役 小夫 直孝

2011年 4月 入社 事業推進部 配属 
2012年 4月 第2エリアマネージャー(中国・九州)
2012年11月 事業推進部 次長
2015年 4月 リビング事業部 部長 兼 事業推進部 部長
2017年 10月 執行役員 兼 事業推進部 部長 兼 リビング事業部 部長
2018年 10月 取締役 兼 事業本 部長 兼 事業推進部 部長