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お役立ちコラム
2025年12月15日
介護の相談はどこにする?相談先一覧や相談内容別の適した窓口を紹介

介護が必要になったとき、どこに相談すれば良いか迷う人も多いのではないでしょうか。特に初めて介護の問題に直面する場合、適切な相談先を知っておくことで迅速な対応が取れるようになります。
この記事では、介護に関する相談先一覧と、相談内容別に適した窓口をご紹介します。介護に備えて情報を整理しておきましょう。
目次
介護の相談はどこにする?相談先一覧

介護についての相談は、どこにどのようにすればいいのか迷うことが多いものです。特に初めての介護となると、何から始めればいいのかわからないことが多いでしょう。
ここでは、介護の相談ができる主な窓口を紹介します。各相談先の特徴や提供するサービスを知ることで、適切なサポートを受けやすくなります。
地域包括支援センター
地域包括支援センターとは、各市区町村に設置されている高齢者の生活全般に関する相談窓口です。保健医療の向上と福祉の増進を目的に、保健師や社会福祉士、主任ケアマネジャーなどの専門家が配置され、総合的な支援を提供しています。保健師は健康管理や介護予防を、社会福祉士は福祉制度の相談や権利擁護を担当し、主任ケアマネジャーはケアマネジメントの支援を行います。
地域ごとに担当のセンターが決まっているため、自分の住んでいる地域のセンターに相談することが重要です。介護に関する幅広い相談が可能なため、介護について困った際は地域包括支援センターにまず相談してみるとよいでしょう。
自治体
自治体の相談窓口も、介護についての相談先の一つです。自治体によって名称は異なりますが、福祉課や高齢者福祉課、介護保険サービス課、介護保険課といった名称の部署が担当しています。
これらの窓口では、行政手続き以外に各自治体が保有する豊富な情報をもとにした地域包括支援センターなど適切な相談先を紹介してもらえる場合もあるため、情報収集のためにも一度相談に行くことをおすすめします。
なお、市区町村役場で受けられる主な介護関連の手続きは、介護保険の要介護認定申請や介護保険証の発行、介護保険料の減免申請、市町村独自の高齢者福祉サービスの申請、高齢者向け助成制度の申請などです。
社会福祉協議会
社会福祉協議会は、全国各地に存在する社会福祉法に基づく組織で、地域の福祉活動を総合的に推進しています。介護保険外のサービスや地域のボランティア活動など、多岐にわたる福祉サービスの窓口として機能しているため、何を相談すべきか漠然としている場合でも安心して相談できる場所です。
どこに相談するべきか迷った際には、社会福祉協議会を訪ねるのも一つの方法といえます。
医療機関
医療機関では、医療相談室や患者支援センター、地域連携室などの部署が設置されている場合があり、ここで患者やその家族の介護に関する相談を受け付けています。入院中や退院後の介護に関する相談、医療と介護の連携について相談したい場合は、これらの相談室が適した相談先です。そのほか、病状に合わせた介護方法や退院後の生活設計に関するアドバイスなども受けられます。
また、かかりつけ医がいる場合には、体力の低下や不安について相談し、適切な相談先を紹介してもらうことも検討するとよいでしょう。
民生委員
民生委員は、地域住民の心配ごとや介護についての相談を受け付ける非常勤の地方公務員です。主に高齢者の見守りや相談対応、自治体窓口との連携などを担当しています。自治体の窓口よりも介護の悩みについて気軽に相談しやすい身近な存在といえるでしょう。
もし居住地域の担当民生委員がわからない場合は、市区町村の民生委員担当課に連絡して問い合わせてみましょう。
居宅介護支援事業所
居宅介護を依頼する事業所が決まっている場合には、居宅介護支援事業所に相談するのも一つの手です。居宅介護支援事業所には、ケアマネジャーが在籍しており、介護が必要な人とその家族を支援しています。
要介護認定を受けた人に対し、ケアプランの作成や、訪問介護など関係各所との連携を行うことが主な役割です。利用料は介護保険で賄われるため、無料で利用できます。
在宅介護支援センター
在宅介護支援センターは、在宅で介護が必要な人とその家族に関しての相談を受け付けている窓口です。老人介護支援センターとも呼ばれることがあり、介護支援サービスの情報提供や関係機関との調整も行っています。
また、利用料が無料であるため、経済的な負担を気にせず利用できる点も魅力です。ただし、在宅介護支援センターの設置数は市区町村により異なるため、まずはお住まいの市区町村の窓口に確認してみてください。
介護経験のある知人
介護の経験がある知人に相談するのも一つの方法です。友人や知人に介護の体験談を聞くことで、実際の介護の現場でのリアルな話や、役立つアドバイスを得られるかもしれません。
介護の話題はプライベートな要素が強いため、話しづらいと感じることもありますが、こちらから率直な気持ちを伝えることで、相手も心を開きやすくなります。知人の経験談を聞くことで、自分の状況に似た事例を把握でき、具体的な対策や心構えを学べます。介護について不安を抱えているのであれば、一度話を聞いてみるとよいでしょう。
相談内容別の適した相談先

介護に関する相談をする際には、相談内容によって適した窓口を選ぶことが重要です。例えば、介護そのものに関する悩みであれば地域包括支援センターが適しています。
ここでは、次の3つの相談をする場合の適した相談先を紹介します。
- 介護に関する相談
- 介護保険サービスの利用に関する相談
- 医療に関する相談
内容に応じた相談先を選んで、より的確なサポートを受けられるようになりましょう。
介護に関する相談
介護に関する相談は、まず地域包括支援センターで行うのが適しています。例えば、次のような状況になった場合などが考えられます。
- 病気やケガが原因でこれまでどおりの生活が難しくなった
- 歩行が不安定になって、転倒の危険性が高まった
地域包括支援センターにおける初回相談の流れは、次通りです。
- 電話や窓口で相談の予約をする
- 予約日に相談へ行く
- 専門職が状況を評価し、必要なサービスや支援を提案してくれる
- 介護保険の申請が必要な場合は、申請手続きの説明や支援を受ける
- 必要に応じて、自宅の生活環境の評価を依頼する
なお、初回予約が不要の場合もあるため、あらかじめ地域包括支援センターに問い合わせておきましょう。
介護保険サービスの利用に関する相談
介護保険サービスの利用に関する相談は、要介護度によって窓口が異なるため注意しましょう。要支援1・2と認定された場合は、地域包括支援センターが担当し、介護予防ケアプランを作成します。要介護1〜5と認定された場合は、居宅介護支援事業所のケアマネジャーが担当し、居宅サービス計画(ケアプラン)を作成します。
ケアマネジャー選びは、介護サービス利用の重要なポイントとなるため、その専門知識や資格、これまでの経験を確認することが重要です。自分でケアマネジャーを探すのが難しい場合は、地域包括支援センターに紹介を依頼する手もあります。地域包括支援センターでは、希望や状況に合わせて、適切なケアマネジャーを紹介してくれます。
医療に関する相談
医療に関する相談は、かかりつけ医や総合病院などの医療機関で働いている医療ソーシャルワーカーに相談するとよいでしょう。医療ソーシャルワーカーとは、医療と福祉の知識を備えた専門的な職業で、病気や障害のある人の生活や経済的な問題に関する相談に応じています。
こうした相談は、病院の医療相談室や患者支援センター、地域連携室などの名称の部署で受け付けています。
介護相談をする際の注意点

介護相談を行う際には、押さえておきたい注意点があります。主な注意点は、次の2つです。
- 相談方法の違いを理解しておく
- 情報の整理と必要書類の準備をしておく
相談をスムーズにできるようにするためにも、注意点をしっかりと理解しておきましょう。
相談方法の違いを理解しておく
介護の相談方法には、対面相談・電話相談・オンライン相談の3つがあります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
対面相談は、相談窓口を直接訪れる方法です。顔を合わせて話せるため、信頼関係を築きやすく、その場で資料をもらったり書類の書き方のサポートを受けたりできます。ただし、移動時間がかかるため、スケジュールの調整が必要です。
電話相談は、自宅や外出先から気軽に相談できる方法です。匿名性が高いため、初めての相談でも気軽に始められますが、電話が混み合っている時間帯はつながりにくいことがあります。
オンライン相談は、ビデオ通話やメールを利用する方法です。ビデオ通話では、自宅から顔を見ながら対話できるのが魅力です。メールでは、都合のいいタイミングでメールを送れる点、やりとりを記録に残せるためあとから再確認ができる点などがメリットといえます。
ただし、どちらの方法もインターネット環境が必要です。特にビデオ通話の場合は通信状態によっては音声や映像が途切れる可能性があるため、事前の準備が欠かせません。
情報の整理と必要書類の準備をしておく
介護相談をスムーズに進めるためには、事前に情報の整理と必要書類の準備が必要です。事前に整理しておくとよい情報は、次の4つです。
- 現在の心身の状態や困りごと
- 医療情報(既往歴や服用中の薬など)
- 住環境
- 家族構成と支援体制
これらを整理しておけば、初めて相談窓口を訪れた際でもスムーズにやり取りを行えます。
必要書類は次の3つです。
- 本人確認書類
- 医療関連書類
- 介護保険の認定結果通知書
初回相談時には相談内容をメモするための筆記用具やノート、もらった資料を入れるためのファイルなどもあると役立ちます。また、親と一緒に行く場合は、事前に家族間で相談内容や質問事項を共有しておくことも忘れずに行いましょう。
相談先に迷ったら地域包括支援センターに相談しよう

介護に関する相談先が多岐にわたるため、どこに相談すれば良いか迷ってしまうこともあるかもしれません。そんなときは、まず地域包括支援センターに相談してみるとよいでしょう。地域包括支援センターは、地域の高齢者支援の拠点として、幅広い相談に応じてくれます。
そのほか、内容に応じた相談先を把握しておくことで、もしもの場合に迅速な対応が取れるでしょう。
あなぶきメディカルケア株式会社
取締役 小夫 直孝
2011年 4月 入社 事業推進部 配属
2012年 4月 第2エリアマネージャー(中国・九州)
2012年11月 事業推進部 次長
2015年 4月 リビング事業部 部長 兼 事業推進部 部長
2017年 10月 執行役員 兼 事業推進部 部長 兼 リビング事業部 部長
2018年 10月 取締役 兼 事業本 部長 兼 事業推進部 部長
2023年 10月 常務取締役 兼 事業本部長 兼 事業推進部 部長
