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お役立ちコラム
2022年7月1日
アクティブシニアとは?健康志向で仕事も趣味も楽しむセカンドライフ
人生100年時代には、セカンドライフをどう生きるかが大切です。アクティブシニアとは、健康を意識して仕事や趣味にアクティブに取り組む高齢者を意味します。この記事ではアクティブシニアの消費動向やライフスタイルのトレンド、マインドについて紹介します。
目次
アクティブシニアとは?
アクティブシニアとは意欲的に仕事や趣味の活動に取り組み、健康意識が高い活発な高齢者の通称です。年齢を重ねてもいきいきと活動したいと考えるアクティブシニアは、自分の価値を自覚できるよう仕事や趣味にこだわります。
その背景には子供が手を離れて自分の自由になる時間が増えたことや、社会とのつながりをずっと持ち続けたいという希望が挙げられます。
アクティブシニアの年齢や定義
シニアのライフスタイルはひと昔前と比べて多様化しています。アクティブシニアの明確な定義はありませんが、おおむね年齢は前期高齢者世代(65~75歳)と考えてよいでしょう。
一般的にアクティブシニアと呼ばれる人たちには以下のような傾向が見られます。
- 仕事や趣味に積極的である
- 健康に関して意識が高い
- 新しい価値観を柔軟に受け入れる
アクティブシニアであり続けるポイント
アクティブシニアであり続けるためのポイントは、主に以下のとおりです。
- 歯を定期的にメンテナンスする
- 食事を規則正しくバランス良く摂取する
- 野菜や魚肉だけでなく肉類も食べる
- 打ち込める趣味を見つける
- 運動やスポーツを適度に楽しむ
歯の健康は、食生活を充実させるために大切です。健康のための野菜と魚中心の食事はよいですが、必須アミノ酸の摂取のために肉も適度に食べるのがよいでしょう。
また、打ち込める趣味を持つことで「生きがい」を感じ、その生きがいは健康の維持に関わっています。無理がかからない範囲で趣味を楽しむようにしましょう。
運動はジムに通うのも、友人や家族といっしょにスポーツするのもよいでしょう。自宅に閉じこもらずに外出して身体を動かすことは、体力を維持し筋力の衰えを食い止めてくれます。日々適度に運動することは生活習慣病予防にも役立ちます。
アクティブシニアの消費動向
アクティブシニアは時間的および金銭的に余裕がある方が多く、活動範囲も広いといえるでしょう。ひと昔前のシニアと比べると、自分のためにしっかりと消費する傾向があります。
アクティブシニアに多く見られる消費動向は、趣味にお金を費やすことや電子決済を積極的に使用することです。それぞれを詳しく見ていきましょう。
趣味にお金を費やす
アクティブシニアは新しい価値観を受け入れる傾向が強く、そのため新たな趣味や活動にお金や時間を使って楽しむということを求める人が多いです。
近年では、以前には少なかったと見られる夜の外出を楽しむシニア女性も増えているようです。事前に計画を立て、積極的に出かけています。
電子決済を積極的に使用する
スマホ決済や電子マネー決済などの電子決済の利用も、アクティブシニアの間では増加中です。なかでも、消費税の増税後に官民で推進している、キャッシュレスを中心とした新しい買い物の仕組みを積極的に活用する人が多く見られます。
そもそも新しい決済方法である電子決済は、アクティブシニアの新しい価値観を受け入れるという傾向性にマッチングしているのでしょう。
アクティブシニアのライフスタイルのトレンド
平均寿命が延びて「人生100年時代」の到来が謳われる中で、アクティブシニアのライフスタイルはかつてないほど積極的なものになっています。
ここではアクティブシニアのライフスタイルのトレンドを、以下の4つに分類して見ていきましょう。
- トレンド1.セカンドキャリアを楽しむ
- トレンド2.旅行を楽しむ
- トレンド3.スポーツを楽しむ
- トレンド4.ボランティアを楽しむ
トレンド1.セカンドキャリアを楽しむ
一旦リタイアしてからも仕事を持ち、セカンドキャリアを楽しむ人も多くいます。子どもが結婚し、家庭を築いて独立した後は、定年後も働き続ける選択肢が当然あります。時代の変化に応じて高齢者を「アクティブシニア社員」として雇用を継続する企業も増加中です。
シニアの雇用促進には厚生労働省も力を入れているので、シニアにとって活躍の場はさらに拡大していくと見られます。
企業だけでなく地方自治体もシニア就業には意欲的です。経験豊富で多彩な知恵を持つアクティブシニアをさまざまな分野が求めています。働き方もケースバイケースで柔軟に対応してくれるところが多いです。
トレンド2.旅行を楽しむ
アクティブシニアの中には、旅行を趣味にしている方が多くみられます。ひとり旅や友人との旅行、ツアーなどで積極的に旅行に行き、国内だけでなく海外旅行やクルーズ船での世界一周なども楽しんでいるようです。
旅行計画は頭を使い、道中では体力を使うものなので、旅行先で観光やご当地の料理を楽しみ無事に戻ってくることはアクティブシニアにとって自信につながります。
トレンド3.スポーツを楽しむ
昔の高齢者に比べて、アクティブシニアはスポーツに取り組む人が多く見られます。地域のスポーツサークルに参加したりスポーツジムで汗を流したり、社交ダンスに取り組んだりなど、定期的な運動で健康と体力を維持しているのです。
ジムやサークルに入れば、新たな人との交流が生まれるメリットもあります。
トレンド4.ボランティアを楽しむ
歳を取っても社会の役に立ちたいと考え、ボランティアに取り組むアクティブシニアも多いです。「シニアボランティア」および「シルバーボランティア」などのアクティブシニア向けのボランティア活動をサポートする地方自治体も増えています。
アクティブシニアのセカンドライフに向けるマインド
アクティブシニアがこれからのセカンドライフに向けて大切にしているマインドは、主に以下の3つに集約されます。
- マインド1.自身の価値観に沿って生きる
- マインド2.健康に対する意識が高い
- マインド3.老後のことはできるだけ自己解決する
それぞれのマインドを見ていきましょう。
マインド1.自身の価値観に沿って生きる
アクティブシニアは自分自身がこれまでの人生で培ってきた、本人なりの価値観をとても大切にします。価値観を否定することは、それまでの生き方を否定することに感じる方もいます。そのため、自身の価値観に沿って生きることを望んでいます。
とはいえ、そうやってこだわりがある価値観を保ちながらも、一方ではよいと思える新しい価値観を受け入れる柔軟さも併せ持っているところが、もっと頑固なイメージがある昔のシニアとの違いかもしれません。
マインド2.健康に対する意識が高い
セカンドキャリアや趣味を楽しむには体力が欠かせません。そのため、アクティブシニアは健康寿命、つまり自立した生活が送れる年齢を伸ばすことを強く意識しています。
生涯現役でセカンドキャリアやさまざまな趣味、ボランティアなどに取り組みたいと望むアクティブシニアは、ジムやフィットネスに通い、積極的に健康グッズや健康食品、疾病予防のための健康法など取り入れる傾向があります。
マインド3.老後のことはできるだけ自己解決する
これまでの価値観では、親が老いていけば子供が面倒を見るのが当たり前でした。もちろんそれがなくなったわけではないですが、人生100年時代に向かうアクティブシニアの考え方は少し変化しています。
アクティブシニアは老後において、自分のことは自分で解決して、子どもには負担を掛けたくないと考えている人が多く見られます。
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アクティブシニアは健康に留意して人生100年時代を悠々と!
日本人の平均寿命は年々伸びていき、人生100年時代はもはや現実のものとなりつつあります。そのためには何を差し置いても心身の健康が最も重要であることは、間違いないでしょう。
アクティブシニアのみなさん、あるいはそれに向かっているみなさんはくれぐれも健康に留意して、それぞれの場所で自分を輝かせる人生100年時代を謳歌してください。

あなぶきメディカルケア株式会社
取締役 小夫 直孝
2011年 4月 入社 事業推進部 配属
2012年 4月 第2エリアマネージャー(中国・九州)
2012年11月 事業推進部 次長
2015年 4月 リビング事業部 部長 兼 事業推進部 部長
2017年 10月 執行役員 兼 事業推進部 部長 兼 リビング事業部 部長
2018年 10月 取締役 兼 事業本 部長 兼 事業推進部 部長