お役立ちコラム

一人暮らしをしている両親を介護することになったとき、どのような形で介護をするかは多くの方が悩む問題です。その中でも、40〜50代の働き盛りで、仕事や家庭の都合があって親元で介護をすることができない人は多くいます。今、そうしたさまざまな理由で遠距離介護を選ぶ人は少なくありません。

2007年の調査では、介護をしている人の10人に1人は遠距離介護を行なっています。そんな遠距離介護の問題点と、遠距離介護を成功させるためのポイントについてご紹介します。

 

■遠距離介護が必要な理由とは?

遠距離介護が必要になってくる背景には、さまざまな理由があります。

 

まず、親の介護をする子どもが働き盛りの世代の場合が多く、「仕事が忙しい」「介護離職を避けたい」といった要望が多くあることがあげられます。また、家庭がある方が多いので、介護をする上で家族との折り合いも難しくなっています。こうした点から、現在の仕事や家庭を変えてまで親のそばで介護をすることに対して、子ども側の心情として抵抗を覚えることは珍しくないのです。

 

一方親の立場では、住み慣れた土地を離れたくないという思いがあり、子どものそばに行くよりも自宅にいたいと考える方も少なくありません。それどころか、自宅を離れてしまうと環境の変化によって認知症を発症したり、悪化したりする可能性もあります。

 

こうした理由から、「親元に子どもがいけない」「親が住み慣れた自宅を離れられない」「けれど介護が必要だ」という方に、遠距離介護の必要が出てくるのです。

 

■遠距離介護の負担を減らす方法

遠距離介護をしていくうえで大きな問題となるのが、重くのしかかる金銭的な負担です。どのような負担がかかってくるのか、その負担を減らすにはどうすればいいのかについてご紹介します。

 

・交通費
何よりもまず、親元に帰省するために交通費がかかります。普段よりも帰省の回数が増えるというだけでなく、ご近所の方に親の見守りをお願いするためのおみやげ代などもかかってきます。

一部の交通機関で提供される介護帰省割や回数券を活用することで、これらの負担を減らすことができます。

 

・通信費
親と子が遠く離れていると、家族でのやり取りのため、またヘルパーや介護の事業所との連絡のためなど、何かと通信費がかかります。

こうした連絡手段には、無料の通話アプリやメッセージアプリを活用したり、さまざまな割引をうまく使ったりして費用を抑えることができます。

 

・介護サービス費
ヘルパーの派遣や配食サービスといった、さまざまな介護サービスを頼むのにもお金がかかります。

これらの費用負担を減らすためには、ボランティアの手を借りたり、介護保険サービスを利用したりするなどの方法があります。

 

・自宅改修費
親の身体の状況によっては、自宅に手すりをつけるなどの改修も必要となります。

自宅の改修には介護保険が適用されるほか、補助金の制度がある自治体もあるので調べてみるとよいでしょう。

 

■遠距離介護が難しくなってきたら?親子双方の負担を減らすためには老人ホームに入所がオススメ

このように、さまざまな方法で遠距離介護の負担を減らしながら介護をすることは可能ではあります。とはいえ、親にも子にも大きな負担がかかるのは確かです。要介護度が上がったり、子どもの環境が変わったりして、遠距離介護を続けることが難しくなってきてしまう場合もあります。そうしたときに安心なのは、老人ホームに入居することです。

老人ホームに入居しているのであれば、日常生活を送るうえでの必要な介助を任せることができて安心できます。そして、介護にかかる負担の見通しも立てやすくなります。

遠距離介護が難しくなってきたと感じたら、まず老人ホームへの入所を検討してみてはいかがでしょうか。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

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