お役立ちコラム

最近よく耳にするようになった「終活」という言葉。「人生の終わりに向けて」と考えるとネガティブに聞こえるかもしれませんが、「人生の終わりに向け、より前向きに残りの人生を生きる」というポジティブな活動です。残された家族のことを考え、自分の人生・思い出を整理する終活。今回は終活の主な活動のひとつである、生前整理についてご紹介します。

 

■生前整理の必要性

生前整理は老後のために行うものです。亡くなった後に家族が行う遺品整理とは対照的に、本人が生きているうちに身の回りのものや財産を整理しておくことをいいます。60歳ごろからというのが一般的ですが、元気なうちに始めておくことが一番です。年齢を重ねると、体力的に自力で整理することが難しくなるからです。

 

自身の私物を片づけられずに亡くなった場合、遺品整理に大変な労力や資金を要することとなります。家族も何を残したらいいのか判断が難しいこともあり、両親や身近な故人の遺品を不用意には捨てられません。生前整理をすることで、家族に大切に残しておいてほしいものだけを残せるのです。

 

また、身の回りを整理することで身軽になり、老後という第二の人生をどう過ごすのか、よりよい人生を考える機会にもなります。不要なものをなくすことで、必要なもの・大切なものだけに囲まれた生活ができます。

 

■生前整理を行う際のポイント

生前整理をするとはいえ、これから始めるという方は何からどうやって手を付ければいいのかわからないこともあります。以下では、実際に生前整理を行う方法や注意点についてご紹介します。

 

・必要なものを分けておく
まずは身の回りの不用品を処分します。自分が今まで使っていたものは、愛着や捨てがたさがあるかもしれませんが、決め手は「残したいもの」かどうかです。一気にすべてを捨ててしまう必要はありません。捨てやすいものから、少しずつ思い出と共に整理していきましょう。また、印鑑や重要書類といった貴重品は一カ所に集めておきます。後からどこに置いたかわからなくならないようにすることが大切です。

 

・財産目録をまとめる
財産系は目録を作成して、預貯金や現金から土地や株、車に至るまですべてをリスト化し、所在をきちんと明記しておきましょう。その後は弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。生前贈与のほうが少ない税金で相続できる場合もあるからです。骨董品や宝石も相続の対象となるので、残された家族が困らないよう記載もれがないよう気を付けましょう。

 

・遺言書を残す
財産は遺言書での遺産分割の指示がない限り、法定相続分で遺産が分割されます。加えて相続する順番も決められています。もしも「◯◯にこれだけ相続させたい」という指定がある場合は遺言書に残しておくとよいでしょう。遺言書にも種類があり、それぞれで作成の様式や特徴が異なるため、財産目録と合わせて専門家に相談することをおすすめします。相続税なら税理士、それ以外は弁護士へ相談して、遺産相続について遺族間で争いが起きないようにしておきましょう。

 

■業者に頼むという選択肢

家中すべての整理から処分まで自分達だけでこなすのは負担も大きくなります。業者を上手に活用して生前整理を進めましょう。

 

・不用品回収業者
自分達の手で生前整理をある程度終えて不用品が大量に出た場合には、一気に引き取ってくれる不用品回収業者に頼むとよいでしょう。ゴミの分別も必要なく、大きいものも改めて捨てる準備をする必要がなく手間が省けます。

 

・生前整理の専門業者
遺品整理や生前整理を手伝ってくれる専門の業者も存在します。多くの経験から、よりよい生前整理の手助けをしてくれるでしょう。

 

 

生前整理は家族の負担を減らし、本人のこれからの暮らしも快適にすることができます。個人情報からお金、家族へのメッセージ、お葬式の進め方など記載した「エンディングノート」を活用することで生前整理を含めた終活を行う方法もあります。元気なうちに一度人生を振り返ってみるのはいかがでしょうか。

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