お役立ちコラム

株式投資においてNISA(少額投資非課税制度)は、「利用せずに株式投資をするのは勿体ない」といわれるほど重宝されている制度です。とはいえ、「これから株式投資を始めたい」「株式投資に少し興味がある」といった方にとっては、NISAがどういった制度でなぜ得なのかはわからないものです。

あまりNISAについて知らないという方のためにも、ここではNISAが得だとされている理由や、NISAの注意点などについてご紹介します。

 

■NISAのメリットとは?

老後の資産形成にとって有効だとされる株式ですが、ある程度の利益に対しては税金がかかってしまいます。NISAを活用すれば、毎年120万円(投資した額)、最大5年間で600万円(投資した額)までが非課税となるのです。例えば120万の元手で1,000万の利益を出した場合、600万円は非課税になるため、残りの400万円が課税対象となります。非課税部分に関しては、確定申告をする必要はありません。

 

NISAの非課税枠は1年単位で設定されていて、翌年に繰り越すことはできません。例えば今年80万円の投資をした場合、非課税枠は120万円-80万円で40万円分残ります。しかし、非課税枠の繰り越しはできないため、来年の非課税分が160万円になることはありません。新たに120万円の非課税枠が設定されます。

また、NISAには5年間の有効期限が設定されています。5年経過後に同じ金融機関内なら、そのときの時価でロールオーバー(時価評価してNISAを1年目に更新すること)が可能です。120万を超える部分は、売却または一般口座へ移し替えとなります。

 

■NISAを利用する際の注意点

NISAはメリットが大きい制度ですが、利用する際にはいくつか注意点もあります。

 

1つ目は、NISAで損失を出した場合、一般口座の利益と通算できないことです。

損失と利益をあわせることを、損益通算といいます。損益通算が可能な場合、例えばA社との株取引で20万円の損失があったとしても、B社との株取引で50万円の利益が出ていれば、トータル30万円の利益として扱うことができます。これにより、税金を安くすることができます。

NISAの場合、一般口座との損益通算ができません。NISA口座は非課税枠があるため、NISAは口座で利益が、一般口座で損失があった場合にはあまり問題にはなりません。しかし、逆のケースでは損益通算ができないことから税金が高くなってしまうのです。

 

2つ目は、NISAでの損失額は翌年の利益のために繰り越ししておくことができないということです。

例えば非課税期間中、NISA口座の株式で損失90万を出したとします。このとき、一般口座ではプラスマイナスゼロだったと仮定します。もしも90万の損失を出したのがNISA口座でなく一般口座であったなら、90万の損失は翌年の利益との通算(相殺)のために繰り越しができます。つまり、来年もしも90万の利益が出れば、今年出た損失90万と相殺し、プラスマイナス0円で税金がかからずに済みます。しかし、NISA口座は損失を来年に繰り越すことができないため、来年90万円の利益が出たとしても相殺することはできないのです。

 

■NISA口座で開設したのに配当金に課税される危険とは?

上述したように、NISAの口座を開設すれば、年間の元手120万でもうけた利益については非課税となります。しかし、配当金については注意が必要です。配当金の受け取り方は、必ず証券口座へ振り込んでもらう形をとらなければいけません。

配当金を証券口座に振り込む方式を、株式数比例配分方式といいます。配当方式が株式数比例配分方式ではなく、領収証を銀行へ提示して受け取る形である配当金領収証方式などになっている場合には要注意です。株式数比例配分方式でない場合、配当金に対して課税されてしまいます。

NISAの非課税枠をうまく活用しようとしていても、配当金に課税されれば資産運用計画に支障がでてしまいます。NISAを活用して株式投資を行う場合には、配当方式についてもよく確認しなければいけません。

 

 

いくつか注意しなければいけないポイントはあるものの、NISAの非課税枠を活用することで効率よく老後の資産形成を行うことができます。制度について不安であれば、証券会社などに問い合わせることで不安を解消することもできます。老後の資産形成について悩んでいる方は、一度NISAの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・
資料請求はこちら