お役立ちコラム

高齢化社会が進んでいる昨今では、高級老人ホームや、医療サービスが充実した高齢者向けの住宅など、介護施設の多様化が進んでいます。そんな施設に入居するときに必要とされるのが、「月額利用料」。そこで今回は、介護施設の入居後にかかる月額利用料の内訳を詳しくご紹介します。

 

■入居後の月額利用料の内訳

入居する施設によって月額利用料の「金額」は異なりますが、その「内訳」はほとんど同じです。月額利用料を構成する内訳は、施設の利用者にとってそれぞれ重要な要素を持っているので一つひとつご説明していきます。

 

・家賃

老人ホームなどに入居した後、利用者が生活を送る部屋に支払う賃料です。賃料の相場は、5、6万円です。(もちろん、施設によって金額が変動します。桁違いに高額の高級老人ホームも存在します)

ただし、家賃だけを見て入居施設を選ぶことはおすすめしません。家賃は比較的安価だけれども、施設へ入居する際に支払う入居一時金が高額な施設もあるからです。入居する前は、入居一時金と家賃のバランスを見て、実際の負担がどれほどになるかの予測をしましょう。

 

・管理費・運営費

介護施設には、施設に必要な事務・総務・生活支援サービススタッフに支払う「運営費」や、共有部分の維持などに必要な「管理費」が必要とされます。これらの費用の一部は、施設利用者の月額利用料から補われています。

なお、管理費の金額は施設によって大きく変わります。レクリエーション設備が充実していたり、天然温泉を設置していたりするようなラグジュアリーな施設の管理費は、高めの金額で設定されていることがあります。

 

・食費

食事サービスが提供される施設では、「食費」も月額利用料に含まれています。しかし、他の費用項目とは違い、実費を請求する形態を取っている施設が多く、毎月同じ金額を支払うわけではありません。例えば、30日間のうち5日は自宅に戻っていた場合は、施設で過ごしていた25日分の食費を請求されます。また、一流シェフが作る和食やフレンチなどが提供される施設であれば、その請求費は高額になります。

 

・水道光熱費

水道光熱費用の請求方法は、施設によって違います。一定額が運営費・管理費に含まれている施設もありますし、自分の部屋で利用した分の水道光熱費の実費支払いが発生する施設もあります。入居前に、きちんと確認しておきましょう。

 

・上乗せ介護費

要介護者が老人ホームなどへ入居する場合、介護サービスを利用することになります。この場合、介護サービス料金の1割を自己負担する必要があります。また、特定施設入居者生活介護の指定を受けている介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、一部の介護費用を一定の自己負担額で支払うことになります。この費用は、上乗せ介護費として月額利用料へ加算されます。

なお、国が定めた「ひとつの施設の入居者数に対する介護・看護職員の配置人数」の基準があるのですが、この基準を超える人員を配置している施設は「手厚い介護・看護をする」という対価として、上乗せ介護費を月額利用料に含んでいる場合もあります。

 

・その他

介護施設での生活には、入居者が個人的に必要な日用品やおむつ、薬代などの実費もかかります。また、レクリエーションにかかる費用や外出などのイベント時の費用も。それらは、「その他」として月額利用料に含まれています。

 

■入居前の資金計画を立てるために把握しておこう

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老人ホームなどの入居を検討している場合、入居前に月々にかかる費用の内訳を確認しておけば、今後の人生で必要な費用がどれほどかをイメージしやすくなります。また、自分がどのような老後生活を送りたいかを計画する「ケアプラン」を作る際にこの知識が頭にあると、「自分がどんなサービスを必要としているのか」が見えて、作業がスムーズになりますよ。

もちろん、ケアプランを作成するケアマネージャーに月額料の試算をお願いしても大丈夫。今回ご紹介した知識を、ケアプラン作成にぜひご活用くださいね。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

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