お役立ちコラム

少子高齢化が進む日本では、高齢者を対象としたさまざまな介護サービスが提供されています。利用者が施設に出向いてサービスを受けるものや自宅で受けるもの、宿泊を必要とするものや通いで受けることができるものなど、その種類も豊富です。そのなかでも、「在宅介護事業」は今後の介護サービスの中心となる可能性が高く、提供される訪問介護サービスは高く注目されています。
そこで気になるのが、訪問介護と介護予防訪問介護の違いです。これらは同じく自宅で受けることができる介護サービスですが、その対象や内容が異なります。そこで今回は、訪問介護と介護予防訪問介護の違いについてご紹介します。

 

■訪問介護とは?

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訪問介護は、要介護者を対象とした自宅で利用できる居宅サービスのひとつです。介護福祉士や訪問介護員などが自宅を訪れ、定められたサービスを提供します。
受けることができるサービスは、大きく分けて2種類あります。ひとつは生活援助、もうひとつは身体介護です。生活援助では、日常生活を送る上で必要な家事などひとりではできないことを代わりに行います。掃除や選択、食事の準備、買い物などがあります。身体介護では、利用者の“動作”の手助けを行います。起床介助・就寝の介助・体位変換・服薬介助といった動作介護、歩行・更衣・口腔ケア・排せつ介助といった身辺介護、食事介助・洗髪・シャワー介助・外出介助といった生活介助も含まれています。
訪問介護の料金は、内容や時間数によって変わります。身体介護であれば、介護保険が適用されている場合、20分~30分未満で1回あたり254円、30分~1時間未満で402円、1時間以上で584円となります。生活援助の場合、20分~45分未満で1回あたり190円、45分以上で235円となります。

 

■介護予防訪問介護とは?

介護予防訪問介護は、要支援者を対象とした自宅で利用できる居宅サービスのひとつです。訪問介護と同様に、介護福祉士や訪問介護員などが自宅を訪れ、定められたサービスを提供しています。
介護予防訪問介護で受けることができるサービスは、基本的には訪問介護と同じです。介護予防訪問介護の料金は、介護保険が適用されている場合、週1回程度の利用で1ヵ月あたり1,220円、週2回程度の利用で2,440円、週3回以上の利用で3,870円となります。ただし、3回以上の利用は要支援2の場合のみ可能であり、要支援1の場合は2回までしか利用できません。

 

■訪問介護と介護予防訪問介護の違い

訪問介護と介護予防訪問介護の違いとして、「利用できる条件」があげられます。上述したように、訪問介護は要介護者を対象としているサービスであるため、要介護1~要介護5に認定されている場合のみ利用できます。これに対して介護予防訪問介護は要支援者を対象としているため、要支援1・2に認定されている場合のみ利用できます。

 

また、訪問介護と介護予防訪問介護はその目的も異なります。訪問介護は要介護者を対象としており、利用者を世話することが目的です。これに対して介護予防訪問介護は要支援者が対象であり、その目的は世話ではなく「支援」です。介護予防訪問介護はあくまでも要介護状態になることを予防するために行うもので、さまざまな動作もできる限り利用者自身で行うことが重視されています。これは介護保険法の条文にも現れており、訪問介護では世話という言葉が使われている一方、介護予防訪問介護では支援という言葉が使われています。

 

日本では将来高齢化がさらに進むことを見据え、訪問介護や介護予防訪問介護など居宅サービスの充実化を図っています。要介護者を対象とした訪問介護、要支援者を対象とした介護予防訪問介護、どちらも今後の日本にとって大切な事業であることは間違いありませんね。

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