お役立ちコラム

実は、高齢者の6割は生きているうちに葬儀のなんらかを考えているといわれています。しかし、どんなに葬儀のことを考えても、自分の葬儀が本当に決めた段取り通りに行われているかは、自分で見届けることはできません。

ところが、今日の日本では新しい葬式の形が生まれています。今回は、新しい葬式の形“生前葬”と、その特徴についてご紹介します。

 

■生前葬とは

生前葬とは、生きているうちに自分で執り行う葬儀のことです。小規模の葬式であれば、その費用は30万円前後。従来の葬式とは違い、パーティーのような形で進行されます。生前葬を取り扱う葬儀屋も少しずつではありますが、誕生しています。

しかし、日本は古来より“死”を特別視する文化を持つ国です。それゆえ、生前葬は、人によっては“悪趣味なこと”と捉えられてしまうこともあるようです。

 

■生前葬のメリット

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生前葬を行うメリットは、大きく分けて2つあります。

一番のメリットは、“主役が生きている”ということです。今までの葬式では、参列者は故人の棺の前で語りかけることしかできませんでした。しかし、生前葬では主役が参列者の語りかけに答えることができます。思い出話に花を咲かせたり、感謝の言葉を伝え合ったりして、お互いのことをより理解できる機会を持つことができるのです。

二つ目は、主役が自分の葬式を、自分自身で段取りや全てを決めることができることです。お金をかけたい部分や、省いていいセレモニーなど、自分自身の考えを実現することができます。

生前葬は、自分らしい最期を実現する“終活”らしい行動といえます。

 

■生前葬のデメリット

生前葬は、その意味が世間にまだ深く浸透していません。この認識の浸透の浅さが原因で、生前葬式を行ったにもかかわらず、死後にもう一度葬儀が行われる場合があります。つまり二回、葬式費用がかかってしまうことがあるのです。これが、生前葬を行う一番のデメリットです。

しかしこのデメリットは、一度葬式を行っているため、遺族が故人が好む葬儀屋や段取り理解している、というメリットでもあります。また、2回目の葬儀は、参列者を呼ばない家族葬にして、費用を抑えることもできます。

なお、故人の生前の宗教の関係で、寺や教会が指定する方法で二度目の葬儀を行わなければならない場合もあります。しっかりと確認しておきましょう。

 

■葬式の新しい形

生前葬が生まれたことで、“葬式は死後に行うもの”という、多くの人がなんとなく考えていた概念が変わろうとしています。生前葬を「今までの人生の死」と位置づけることで、第二の人生をスタートする、終活の式典として活用する方もいます。

生きているうちに葬式を行うということは、やはり、とても不思議な感覚ではあります。しかし現在、毎年数百人程度ですが、生前葬を行う方々が確かに存在します。もしご自身やご家族の生前葬に興味がある場合は、その意味と特徴をしっかりと理解し、ご家族で話し合ってみてください。終活を意識するきっかけにもなりますよ。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

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