お役立ちコラム

老後の資産形成の手段のひとつに、投資があります。投資はうまくいけば効率よく資産を増やすことができますが、必ず資産が増えるわけではなく、リスクが伴うものです。そのリスクをできるだけ分散させるためには分散投資をするのがよいとされていますが、気になるのが「何を」「どの割合で」分散させるかということ。
今回は、分散投資の概要や、配分方法についてご紹介します。

■分散投資の基本的な考え方

分散投資はいくつかの商品に分散して投資する方法のことで、投資によって生じるリスクをできるだけ減らすために有効な方法とされています。分散投資ではローリスクとハイリスクの商品を組み合わせること、ローリスクで安定性の高い投資表品の割合を高くすることが重要です。
分散投資の具体的な戦略としてよく使われるのが、「コア・サテライト戦略」と呼ばれる戦略です。

■コア・サテライト戦略とは

分散投資イメージ

コア・サテライト戦略とは、大部分を占める中核となるコアと、残りの部分であるサテライトに分けて投資する方法です。

・リスクはサテライト部分で取る

大部分を占めるコア部分に安定している商品を持ってくることによって、ローリスクでの投資を実現させます。しかし、一般的にローリスクの商品はリターンも低くなるため、大きく資産形成できる可能性は低くなります。
そこで、割合の少ないサテライト部分にハイリターンが見込める商品を配置する戦略を立てるのです。

・コアに適した投資商品、サテライトに適した商品

コアに適した商品としては、まず債券や株式があげられます。その中でも、国内の債券や株式、海外のものであれば先進国の債券や株式が、より安定しています。具体的には、市場の動きと同じような動きを目指すインデックスファンドやETFといった商品が適しています。
ハイリターンが見込めるものの例としては、新興国の国債や株式などがあげられます。これらはうまくいけばリターンは大きいですが、値動きの幅も大きく、リスクが高い商品です。そのため、サテライトとして配置し、定期的に見直す必要があります。

■コア・サテライト戦略における具体的な投資比率の考え方

データ

一般的にコア部分は全体の80%くらいとし、サテライトは多くても20%くらいまでにとどめておくことで、効率的なリスク分散が実現できると考えられています。この比率に関しては、投資をする年齢や資本額によって見直していくとよいでしょう。
例えば、投資するときの年齢が若ければ、失敗したとしても後から巻き返しをする時間は十分にあるため、コア部分の割合を減らしてみてもいいかもしれません。一方で、投資をする際の年齢が高い場合には、大きく損失を出すことは避けたほうがいいでしょう。老後の資産形成という観点も加味して戦略を立てていくことが大切です。

・相性のよい投資の組み合わせ

投資商品には相関指数といって、相性のよい組み合わせがあります。基本的に、安定性が高い商品としては株式と債券がありますが、中でも相性がよいとされているのは、「国内株式と海外の先進国債券」または「海外の先進国株式と国内債券」です。

・債券と株式、どちらの比率を上げる?

投資商品の中でもリスクを抑えるのに適した債券と株式。さらなるリスク分散のためには、債券と株式の比率をどのように定めるのがいいのでしょうか。
一般的に、債券と株式では債券のほうが安定性が高く、その分利回りも低いと考えられています。自身の年齢を考慮し、より安定性を求める場合は債券の比率を上げる戦略を取るとよいでしょう。

 

老後の資産形成にも役立つ投資について、実際にリスク分散のためにどのような配分比率が推奨されるのかについてご紹介しました。ここであげた組み合わせや比率は一例であり、このとおりに配分すれば成功すると確約できるものではありませんが、老後の資産形成でリスクを分散するためのひとつの指針になれば幸いです。

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