お役立ちコラム

「家族と一緒に暮らしている」というだけで、一緒に生活をしている家族は安心しているけれど、高齢者自身は孤独を感じているというケースが増えています。「これでは、一人暮らしと変わらない」と感じさせないためには、どのようにすればいいのでしょうか。今回は、高齢者の日中独居と、その問題点についてご紹介しましょう。

■一人暮らしよりも寂しい「日中独居」

「高齢の父や母に、一人暮らしなんてさせられない」
そんな思いから、同居に踏み切るご家庭も少なくありません。それは一見すると、とても幸せなことのように見えるでしょう。しかし、「同居しているから」と安心してしまい、ご両親の気持ちにまで寄り添うことを忘れてしまうケースが増えているといいます。息子は会社、嫁も仕事や学校の用事、孫たちも学校や習いごとと忙しく、気が付くと高齢者が日中ひとりきりで家にいるというケースが多くあるのです。

高齢者の立場からすれば、寂しいけれど子どもたちもそれぞれ事情があることもわかるし、わがままは言えないという心境に陥ってしまいます。このような場合、身体を動かすわけでもなくひとりでテレビを見て過ごした結果、寝たきりになってしまうことや、痴ほうが進んでしまうケースもあるのです。また、日中ひとりで家にいる間に家事をしようとして、事故を起こしてしまうことや、ケガをしてしまう事例もあるといいます。「日中、忙しい家族の役に立てれば」という思いが招いた事故は、家族にとっても胸が痛いものといえるでしょう。

■同居家族がいることで受けられない行政サービスも

老夫婦と車椅子

一人暮らしの高齢者の場合、介護が必要であると判断されたときにはさまざまな行政サービスを受けることが可能です。生活支援ヘルパーや、訪問看護などを利用することもできます。しかし、家族が同居している場合は「必要なし」と判断されてしまうことも多くあるのです。

「ひとりで生活させるなんて、心配でできない」と一緒に暮らすことを決めたのに、その結果逆にさまざまな行政サービスを受けることができなくなる。家族の負担も増え、高齢者自身にとっても生活が不自由になってしまう。理不尽なようですが、それが現状です。行政サービスを受けられないが故に、高齢者がひとりで日中家にいることが多くなり、転倒してしまったり、調子を悪くして倒れたりしても、誰にも気付かれず最悪の事態に陥ってしまうこともあります。

■「老人ホーム」という選択肢

介護

高齢者の日中独居のひとつの解決策として、「老人ホーム」への入所があげられます。「家族の手から離れて、老人ホームに入居させるなんて」と躊躇する方も多いことでしょう。しかし、家族と一緒に住んでいても、実際は日中独居になってしまうのであれば、高齢者の方にとっては老人ホームのほうがより安全に、楽しく時間を過ごすことができるのです。

「一人暮らしはさせられない」と自分たちのところに呼び寄せた高齢な父や母が、日中独居状態に陥ってしまうというのは、家族にとっては不本意な部分もあるでしょう。そうであれば人の手を借りて、自分たちの負担も軽減し、高齢者自身が楽しく時間を過ごすことができる老人ホームという選択肢は、有効なのではないでしょうか。

 

家族の近くにいることだけが、必ずしも高齢者の幸せとは限りません。安全面を考えると、どうしても近くにいて欲しいと考える気持ちはわかりますが、高齢者自身がそれを望んでいるのかどうかというのも大切なポイントです。老人ホームという選択肢は、家族全体にとって大きな助けとなります。費用面の問題はもちろんあると思いますが、できる範囲でそういったサービスを活用するのも、高齢者やその家族にとってプラスになるのではないでしょうか。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・
資料請求はこちら